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298 話題のエンタメ9「タロットカード殺人事件」(映画)

298 話題のエンタメ9「タロットカード殺人事件」(映画)

パーマリンク 2007/11/18 17:07:43 著者: netbiz メール
カテゴリ: 11 話題のエンタメ

ウディ・アレンは前作の初スリラー「マッチポイント」で、遂に長年映画を撮り続けていたニューヨークを離れてイギリスにやって来ました。今作も同様にロンドンが舞台で、主演女優も前作同様にスカーレット・ヨハンソン。アレン本人も3年ぶりに出演しています。

基本的には連続猟奇殺人犯人を追うサスペンス・コメディなのですが、まるでアルフレッド・ヒッチコックの全盛期(50年代)の映画にウディ・アレンが迷い込んで騒々しくなった感じとでもいいましょうか。

ヒッチコックは自作にほぼ必ずワンカット出演していましたが、もちろんウディ・アレンがワンカットで済むわけはありません。三流のチンケなマジシャン役で全編に渡って大活躍(大ボケを連発)しています。

スカーレット・ヨハンソンは近作でのお色気満載演技は抑え、可愛らしくジャーナリスト志望の学生役を好演(水着シーンはありますが)。親子以上に年齢の離れた2人のコンビが絶妙ですよ。70歳と22歳ではさすがに恋人役は無理がありますので、富豪の親子というインチキな設定で上流階級に捜査と称して潜り込み、結局はいつも騒動を起こすハメに。

2人から犯人として疑われるイケメンセレブ役にはハンサムなヒュー・ジャックマン。「X-メン」の主人公が有名ですが、ロマコメ(「ニューヨークの恋人」)もできれば歌も歌える(「ハッピーフィート」)器用な俳優で、ウディ・アレン映画にはぴったり。新作はバズ・ラーマン監督の新作とか。

今作での彼の役柄は、ヒッチコック監督「断崖」のケイリー・グラントを彷彿させます。その他にもヒッチコック的要素として挙げられるのは「殺害されるのは黒髪の女性ばかり」「タロットカードや楽器、鍵など小道具が伏線になっている」「女性主人公にアモラルな一面がある」「死体は出てこない」など。そういえば、イギリスはヒッチコックのお膝元でしたね。

もちろん、いつものウディ・アレンらしいシュールでシアトリカルな要素も満載。死神から逃げてきた幽霊が犯人を告げるくだりは「カイロの紫のバラ」「アリス」「誘惑のアフロディーテ」「世界は女で回ってる」などの展開を思い起こさせますし、ストーリー自体も同じくサスペンス・コメディ「マンハッタン殺人ミステリー」「スコルピオンの恋わずらい」を連想させます。

思えば、私生活のスキャンダルに満ちた80年代後半~90年初頭のウディ・アレン作品は哲学的で重く、内省的な独白に満ちた映画が大半でした。しかし煩わしさから解放された90年代半ばからは作風がかなり明るく、軽妙になっていますね。

近年はアメリカでの映画製作に嫌気が差し、自由な創造空間を与えてくれるヨーロッパへやって来たとのこと。より開放的になったことが、クリエイティブな新作を期待させてくれます。

次作はユアン・マクレガー主演でイギリスが舞台、次々作はスカーレット・ヨハンソン、ペネロペ・クルス主演でスペインが舞台の作品とか。今後の作品がますます楽しみですね!


(岡橋秀樹)

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岡橋秀樹
名古屋市緑区鳴海町在住
三重県伊勢市出身
1968年1月生まれ・47歳

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