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最近、たまたま2回続けてIT関連ビジネスのプレゼンテーションを伺う機会がありました。
投資型のネットワークビジネスで、ビジネスモデルはいささか異なりますがどちらも同じような内容の仕組みです。正直に申しげれば私は興味がないのですが、いずれもお世話になった方々から「聞くだけ聞いて、どう思うかジャッジしてくれない?」と頼まれた感じで。
モデルが違うとはいえプレゼンが同じようなもので、どこかで「IT系ネットワークビジネス用プレゼンテーションマニュアル」なるものが出回っているのではないかと思えるほどでした。調べていないですが、もしかして基本的な構想を作ったのは同一人物だったりして。
①ボランティアなど社会貢献活動にも参加しているビジネス
②もう募集期間に時間が残されていないので早く決めたほうがいい
③これまでのネットワークビジネスとは違って、おかしな輩を排除する
④このような仕組みであることは外に漏れていない。普通のITビジネスという情報しか流れないので叩かれる心配はない
⑤これまで様々なビジネスを手掛けてきた者が代表である
⑥仲間も大手企業の立ち上げに参加した者が関わっている
⑦商品についてもラインナップについて詳しくはまだ言えない
などなど、まったく同じような展開です。
まどろっこしい論争は避けたいので、返事は気持ちよく「NO!」にして帰ってきました。上記については以下の気持ちです。
①仕事そのものが社会貢献にならないのか?そんなことわざわざアピールする必要はない
②でも最後には「まだ時間はあります」と変節するのは納得がいかない
③具体的な手法が不鮮明
④話を聞いた私がネットで拡散しないと何故言い切れるのか?しないけど。…というか、もう叩かれてる
⑤具体的に何を?と尋ねたら、ぜひ次の説明会で紹介するので来いとのこと。その手法は古い!
⑥「それはちょっと言えない」とのこと。それでは信用できない!
⑦「まだ決まっていない」でいいのでは?
例えばこれまで様々なネットワークビジネスに関わってきた方でその手のビジネスのファンであるとか、ITビジネスやマーケティングに疎い方であれば「スゴイ!」となるかもしれませんが、私のように性格の悪い、人のビジネスの成功をすぐ妬んで落とし穴を見付けようというタイプにこのプレゼンではまったく通じないでしょう(ちょっと自分のことを貶め過ぎ?)。
そのビジネスについて話をぜひ聴きたい。話は聞いてもいいけど参加の意思はない。自分の仕事の得になるなら参加してもいい。お金もうけには興味がなくビジネスモデルだけ知りたい。いやいや参加した。…などなど様々な状況はあるかと思います。いちいち各人に合わせていたらキリがないのかもしれませんが、現代のように情報が満ち溢れている時代にはそれぞれの人・状況に応じてもう少し工夫が要るのではないかと。
私自身、ビジネスのプレゼンがワンパターンにならないよう注意して工夫しないと!
岡橋秀樹
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